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「魚の肖像Ⅲ 個と水平に向き合う」魚譜画家・長嶋祐成 個展 終了のご挨拶

【ギャラリーマルヒ企画展】

この度3回目となりました「魚の肖像Ⅲ 個と水平に向き合う」魚譜画家・長嶋祐成 個展が無事終了いたしました。

期間中は激しい雨の日もありましたが、多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

長嶋祐成さんは、7月24日(火)より江戸川橋にある水道ギャラリーで絵本の原画展を開催されるそうです。こちらも是非!

絵本・原画展『きりみ』
【会場】江戸川橋 水道ギャラリー http://www.sumeshiya.com/gallery/

【期間】2018年7月24日(火)〜8月5日(日) 11時00分〜17時00分

長嶋祐成さん ウェブサイトTwitter

「魚の肖像Ⅲ 個と水平に向き合う」魚譜画家・長嶋祐成 個展

【ギャラリー・マルヒ企画展】

「魚の肖像Ⅲ 個と水平に向き合う」魚譜画家・長嶋祐成 個展
2018年6月16日(土)ー 24日(日)
時間:午前11時ー午後7時
休廊日:6月18日(月)
入場無料

 

今年で3回目となる、魚譜画家・長嶋祐成さんの個展
「魚の肖像Ⅲ 個と水平に向き合う」では
32点の新作が展示されています。
作家の長嶋さんは期間中、終日在廊しています。

「海に潜って、舞い泳ぐ姿に見とれる。
腰まで水に浸かって、居場所を求めて釣る。
そんなふうに魚たちと間近に接するほどに、
ますますその表情と色彩に心惹かれる。

私たちは、自然との触れ合いを楽しむ。
自然の生み出す完璧な造形に感嘆する。
自然からの恵みに感謝する。
けれども、日々魚との出会いを繰り返すうちに、
疑問が生じた―「自然」とは何だ?

目の前の魚の美しさにため息を吐くとき、
僕は「自然」に触れているとは思っていない。
触れているのはあくまでその魚「個」であり、
そして同じ高さで向き合う僕とその魚とを、
「自然」がその一部としてぐるりと包んでいる。

ひょっとしたら、自然を畏敬しつつもそれを
あるひとつの大きな客体のようにとらえるのは、
われわれ人間の意識が肥大しすぎていることの
表れなのかもしれない。
私たちは自然と向き合うのではない。その中の
「個」として、互いに水平に向き合うのだ。
そうして見た魚たちの姿を、描きたい。」
text :魚譜画家・長嶋祐成

長嶋祐成さんのウェブサイトTwitter